とっつぁんです。
S28お疲れ様でした。
高順位を取ることができましたので、構築記事を記載します。
今期はS27に使用していた構築を改良して使っていました。
TNとっつぁん 最終29位/レート2056
TNコイヌール 最終お察し/最高2030くらい
【構築経緯】
前期の構築の改良版を使う前に別の構築を使っていたが、水の一貫を切っていなかったためオーガザシアンに負けまくり一向にレートが上がる気配がなかった。そこで使っていた構築を解散し、気になっていたガオガエンを採用して前期の構築を改良した。
- まず初めに使い慣れている禁伝を使おうと考えていたため日食ネクロズマを構築の軸として採用
- 日食ネクロズマと相性がよく、前期使用感のよかったゼルネアスを採用
- ザシアン、ウーラオス、エースバーンに強いサンダーを採用
- サンダー、霊獣ランドロス、ジガルデに強めなマンムーを採用
- ここまでの4匹ではカイオーガがきつすぎるため水の一貫を切ることができるかつ、カイオーガがいない構築でも活躍の見込めるガマゲロゲを採用
- 最後に黒バドレックス対策ができかつ相手の特殊アタッカーを流すことができるガオガエンを採用
【コンセプト】
相手のポケモンを麻痺状態にして、ゼルネアスか日食ネクロズマで全抜きを狙う。
【個別紹介】
以下、採用順に記載。
日食ネクロズマ@ラムのみ
性格:意地っ張り
特性:プリズムアーマー
実数値:173(4)-229(252+)-147-119-129-129(252)
いつも使っている日食ネクロズマ。
今期は後述するガオガエンのおかげでより抜き性能が上がり、活躍の機会が多かった。
今まで記載していなかったが、ネクロズマをA特化にすることで以下の利点が得られるため、中途半端にAに振るくらいなら振り切ったほうがいいと思っている。
- A+1地震がH252振りザシアンに192 ~ 226(75%)
- A+1地震が無振りキョダイマックスエースバーンに272 ~ 320(25%)
- A+1メテオドライブが無振り悪ウーラオスに160 ~ 190(50%)
- A+2フォトンゲイザーが無振りダイマックスサンダーに246 ~ 289(74.5 ~ 87.5%)
予めステルスロックを撒いておくと一番下以外は確定1発になる。ダイマックスがなくても龍の舞を積んでおくことでメジャーなポケモンに打ち勝つことができる。命中不安技が一切なく、ラムのみのおかげで追加効果による負けがほとんどなかったため非常に使いやすかった。
ゼルネアス@パワフルハーブ
性格:控えめ
特性:フェアリーオーラ
実数値:201-×-116(4)-201(252+)-118-151(252)
前期と同じ型のゼルネアス。
相変わらずナットレイの選出率が高かったため、気合玉を採用している。
調整も色々と試行錯誤してみたが、ゼルネアス、カイオーガ、ホワイトキュレム、ディアルガの上からジオコントロールを積める可能性が高く、ムーンフォースと+2ダイサンダーでH振りザシアンを倒せる控えめCSブッパが一番使い勝手いい。
運要素が絡んでくるが、それを差し引いても強かった。
マンムー@気合の襷
性格:意地っ張り
特性:鈍感
実数値:185-200(252+)-100-×-81(4)-132(252)
サンダー、霊獣ランドロス、ジガルデ対策枠
前期はかみつくを採用していたが、型読みの行動をしてくる可能性があるのと、ナットレイ、ポリゴン2、ラッキー入りの構築に対する勝率が低かったため馬鹿力を採用した。馬鹿力を採用することで後出ししてくるナットレイ、ポリゴン2へ大幅な削りを入れることができ、裏のゼルネアスや日食ネクロズマの通りをよくすることができる。
また低乱数ではあるが進化の輝石持ちHB特化ラッキーを地震+馬鹿力で倒せるため、ラッキーの処理が多少楽になる。
ダイナックルが打てるようになったため、初手ダイマ要因として運用することもあった。戦術に幅が広がり使い勝手もよかったので、同じ型のマンムーをまたいつか使おうと思った。
サンダー@アッキのみ
性格:図太い
特性:静電気
実数値:197(252)-×-150(252+)-145-111(4)-120
技構成:10万ボルト/暴風/電磁波/羽休め
ザシアン、ウーラオス、エースバーン対策としてHBサンダーを採用。
持ち物に関して、今期は剣舞持ちザシアンが増えサンダーに触れる回数が大幅に減った。そのためザシアン意識でゴツゴツメットを持たせる意味があまりないように感じた。何故かウーラオスの選出率もそこまで高くなかったため、ゴツゴツメットではなく汎用性の高いアッキのみを持たせた。
技構成に関して、今期はガオガエンを採用しており、相手の地面枠の選出率が前期より上がっていたため熱風ではなく暴風を採用することにした。電気技は耐久振りザシアンの身代わりを割るため10万ボルトを採用している。放電でない理由はあらゆるポケモンとの対面で電磁波を優先して選択するケースが多く、放電の30%麻痺の強みを活かせる場面がほとんどないと判断したため。
アッキのみを持ったサンダーの電磁波はケアされない場合もあり、アッキのみを食べたサンダーとザシアン対面でカイオーガやイベルタルに引くケースがあり、電磁波を入れて試合を有利に進めることができた。
命中不安技を連打するので運要素が絡んでくるが、それを差し引いても強かった。
ガマゲロゲ@電気玉
性格:慎重
特性:貯水
実数値:207(212)-116(4)-107(92)-×-132(196+)-95(4)
HB:
・A特化ザシアンの+1じゃれつく確定耐え
・A252振り悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打を確定耐え
HD:C特化カイオーガの眼鏡冷凍ビームを2耐え
水技の一貫を切らないとカイオーガがめちゃくちゃきついため、水無効枠として採用。
この構築を使う前は水の一貫がある構築を使っていた。その構築を使っていたときは初手にカイオーガに強めなポケモンしか置けず、選出の幅が狭まり安定して勝てなくなっていた。水無効枠を採用することで、初手に出せるポケモンの選択肢を増やすことができ選出負け機会が少なくなった。
今期も起点作成兼カイオーガ対策として活躍をしてくれた。
ガオガエン@食べ残し ※最遅個体
特性:威嚇
性格:生意気
実数値:202(252)-×-111(4)-100-156(252+)-58(-)
技構成:バークアウト/鬼火/守る/捨て台詞
HD:食べ残し込みでC252振り黒バドレックスのアストラルビットを4耐え
黒バドレックスの対策枠。
黒バドレックスに後投げが安定し、かつザシアンに対して負荷がかけられるポケモンを探していたらガオガエンにたどり着いた。ガオガエンに対する役割破壊技を採用されていることがほぼほぼなかったため、対黒バドレックス性能は高い。
持ち物は黒バドレックス対面での回復ソースがほしかったため食べ残しを持たせている。
調整は黒バドレックスに強くしたかったためHDブッパ。
技構成は身代わりを貫通しつつ、相手の特攻を下げることのできるバークアウト。交代先の物理アタッカーを機能停止にできる鬼火。ダイマックス技の軽減、鬼火のダメージ蓄積、食べ残しによる体力の回復が可能となる守る。起点作成をすることができる捨て台詞の4つにしている。
この型のガオガエンを使えば、相手のダイマックスを枯らすことが比較的容易であるため、こちらはダイマックスを何の躊躇もなく使用することができる。ダイマ択をほとんど気にしなくてよくなるのも魅力の1つ。
盤面を有利に動かす能力が高く、1回積めば全抜きを狙える日食ネクロズマ、ゼルネアスとの相性がめちゃくちゃよく非常に使い勝手がよかった。
【基本的な立ち回り】
・基本選出
⇒ゼルネアス+サンダー+日食ネクロズマ
初手にゼルネアスを出すことが多く、不利対面ができたらサンダーに引いてサイクルを回す。最終的にゼルネアスか日食ネクロズマで全抜きを狙う。
メタモンにコピーされても裏で対応できることが多くそこまで痛手とならないため、困ったらとりあえずこの選出をしていた。
・カイオーガ入り
⇒ガマゲロゲ@2
@2はサンダーと日食ネクロズマを出すことが多かった。初手にサンダーもしくはガマゲロゲを出して起点を作り、日食ネクロズマで全抜きを狙う。
・黒バドレックス入り
⇒ガオガエン@2
@2はサンダーと日食ネクロズマが多かった。ガオガエンとサンダーでサイクルを回し、日食ネクロズマで全抜きを狙う。
・ジガルデ入り
⇒日食ネクロズマ、サンダー@1
@1はジガルデを流すことのできるマンムーかゼルネアスが多かった。ジガルデはASラムのみ持ち日食ネクロズマでごり押せることがわかったため、有利対面で龍の舞を積んだ日食ネクロズマで強引にジガルデを倒し、サンダーで詰ませにいく立ち回りをすることが多かった。
・ディアルガ入り
@1はサンダーかゼルネアスが多かった。ディアルガに安定して勝てるポケモンを採用していないため、ダイマックスをガオガエンで枯らして日食ネクロズマを通す立ち回りでどうにかした。
【きついポケモン】
特に珠持ちのディアルガは死ぬほどきつかった。ガオガエンでダイマックスを枯らすか日食ネクロズマで先に展開ができていないとほぼほぼ負けていたが、そこまでマッチングしなかったので助かった。
・スカーフ以外のメタモン
スカーフ以外のメタモンは一切考慮しないため、スカーフ以外だった場合はしょうがない負けだと割り切っていた。
【レンタルパーティー】
【最後に】
何だかんだ今期もゼルネアス+日食ネクロズマを使いました。
積みポケモンは相手の選出、行動依存になりづらいと考えているため、サイクル戦が得意でない自分にとってこの並びは非常に使いやすいです。
とはいえ勝ち続けるには最低限サイクルを回すことが必要だと痛感したシーズンでもあるため、今後はサイクル戦の練度を上げられるよう努力を続けます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。もし質問等があれば@tottuan11までお願いします。