積んで殴るだけ

積みこそ正義

S3使用構築【最終70位】クエスパトラバトン軸 ver2

とっつぁんです。

S3お疲れ様でした。
高順位を取ることができましたので、構築記事を記載します。

 

TNコイヌール 最終70位
TNとっつぁん 最終453位

 

今期は前期使っていた構築を改良して使っていました。

 

tottuanpoke.hatenablog.com

 

目次

 

【構築経緯】

前期ずっと使っていたクエスパトラバトン軸は、パラドックスポケモンが参戦してもまだ戦えそうだと判断したため、前期の構築を参考に今期の構築を考えた。

  • 前期使用感のよかったクエスパトラ、コノヨザル、サーフゴーを採用
  • パラドックスポケモン全般に強く、あらゆるポケモンに対して起点作成ができるハバタクカミを採用
  • どくびしを撒くことができ、相手のクエスパトラに強いポケモンとしてマスカーニャを採用
  • 上記の5匹では滅びの歌を採用したハバタクカミがきついため、これらの選出率を少しでも下げることに貢献でき壁を貼ることができるジバコイルを採用

 

【コンセプト】

  • 起点作成をしてからクエスパトラでコノヨザルまたはサーフゴーにバトンをして全抜きを狙う

【個別紹介】

 以下、採用順に記載。

 

エスパトラ@ウイの実 

テラスタイプ:ノーマル

性格:図太い

特性:加速

実数値:197(212)-×-123(252+)-122(4)-81(4)-130(36)

HB:A特化鉢巻持ちカイリューの逆鱗を93.75%で耐え
S:+1で準速ドラパルト抜き

技構成:ルミナコリジョン/身代わり/瞑想/バトンタッチ


本構築の軸となるポケモン

能力上昇をバトンできるだけでなく、ルミナコリジョンによる崩しができる点も評価して採用。

持ち物は元々ナモの実を持たせていたが、今期は食べ残し以外で身代わりの試行回数を稼ぐことのできる1/3回復木の実を持たせた方が活きる場面が多いと判断した。1/3回復期の実の中でも、マスカーニャやオーロンゲがトリックをして木の実を消費した際に混乱する可能性が高いウイのみとした。

テラスタイプは相手のハバタクカミ、サーフゴー、ミミッキュ、ドラパルトのゴースト技を無効化できるノーマルとした。今期はノーマルテラスタルを前提とした行動をされることが非常に多かったが、テラスタルをノーマル以外で使う理由がなかったため変更しなかった。

努力値調整は前期と変わらずカイリューガブリアスなどの高火力物理アタッカーに強くなるようHBベースとした。序盤から中盤は耐久を落とし、S+1で最速テツノツツミを抜けるまでSを振っていたが、選出率の非常に高いA特化鉢巻持ちカイリューガブリアスの逆鱗で倒されて負ける対戦が多くイライラしていたため、HBベースに戻して最後まで使い続けた。

技構成は一致技で崩しもできるルミナコリジョン、抜き性能を上げるための瞑想、裏のポケモンに能力を引き継げるバトンタッチ、加速の回数を増やすことができる身代わりを採用した。

今期はブーストエナジーを持たせてSを高めるハバタクカミとテツノツツミが非常に多く、バトンエースであるコノヨザルとサーフゴーがバトン後に上から攻撃受け倒されてしまうと負けが確定する。コノヨザルとサーフゴーが上を取れるようにするにはSを4段階上げておく必要があるため、クエスパトラに身代わりか守るの採用は必須だった。今回はハバタクカミの電磁波、マスカーニャのどくびしと相性がよく、ウイのみを強引に発動させることができる身代わりを選択した。

今期はクエスパトラの選出率が99%で、クエスパトラを出せない構築はないと思えるくらいには使い勝手がよく今回の結果に貢献してくれた。

 

 

コノヨザル@食べ残し

テラスタイプ:炎

性格:腕白

特性:負けん気

実数値:209(188)-136(4)-145(252+)-×-111(4)-118(60)

H:食べ残しの回復効率が最大となる16n+1

B:物理技の被弾回数が多いためブッパ

S:+1で準速マスカーニャ抜き抜き、+2で最速スカーフ持ちコノヨザル抜き抜き

技構成:憤怒の拳/ドレインパンチ/挑発/ビルドアップ

 

本構築のバトン先①

エスパトラからバトンをした際の全抜き性能が未だに高いため、今期も継続して使うことにした。

テラスタイプはハバタクカミ、テツノドクガ、ラウドボーン、ウルガモスに強く、火傷にならない炎のままとした。

特性はやる気にするメリットがほとんどないと考えているため、負けん気で使い続けた。

努力値調整も変える必要性を感じなかったため前期と変わらない。

技構成も前期と変わらない。

Sが上がったコノヨザルは今期も使いやすく、クエスパトラからのバトン先として活躍をしてくれた。しかし火力が高くSが早いパラドックスポケモンが多い環境では、バトンをしないと上から攻撃され続けてごり押されるため、コノヨザル単体で3タテできる機会は減ってしまった。

 

 

サーフゴー@隠密マント

テラスタイプ:飛行

性格:図太い

特性:黄金の体

実数値:193(244)-×-147(148+)-154(4)-112(4)-118(108)

HB:A特化鉢巻持ちカイリュー地震確定耐え

S:+1で準速マスカーニャ抜き抜き、+2で最速スカーフ持ちコノヨザル抜き抜き

技構成:シャドーボール/ゴールドラッシュ/悪巧み/自己再生

 

本構築のバトン先②

コノヨザルでは対応が厳しいヘイラッシャに強めな特殊アタッカーで汎用性の高いサーフゴーを今期も採用。

持ち物はキョジオーンが採用している塩漬けの定数ダメージを無効化でき、岩石封じなど追加効果による能力ダウンや放電など追加効果による状態異常も無効化できる隠密マントのままとした。

テラスタイプは地割れを採用しているヘイラッシャやキョジオーンに負けたくなかったため飛行のままとした。

努力値調整も変える必要性を感じなかったため前期と変わらない。

技構成も前期と変わらない。

今期はどくびしを撒くポケモンが多く、どくびしが効かないサーフゴーもバトンエースとして使い勝手がよかった。しかしコノヨザルと同様、Sを上げないと3タテすることは厳しいと感じた。

 

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー(S↑)

テラスタイプ:炎

性格:図太い

特性:古代活性

実数値:162(252)-×-117(252+)-155-155-156(4)

技構成:ムーンフォース/マジカルフレイム/電磁波/甘える

 

起点作成要因①

カオスさんが考えた案を参考にした。

twitter.com

ほぼ全てのパラドックスポケモンに対して起点作成をすることができ、さらに使用率の高い600族のドラゴンタイプのポケモン全般やサーフゴーに対しても起点作成ができる。

持ち物はSを上げて起点にできるポケモンを広げるためブーストエナジーを持たせた。

テラスタイプはハッサム意識で炎にしたが、テラスタルを使う場面はほとんどなかった。

努力値は明確な調整先がなく、物理耐久を可能な限り上げたかったためHB特化とした。余りをSに振ることによりブーストエナジーでSを上げることができる。

技構成は相手のドラゴンタイプ、悪タイプのポケモンに対する打点としてムーンフォース、特殊アタッカーの火力を下げるマジカルフレイム、起点作成ができる電磁波、物理アタッカーの火力を下げる甘えるとした。

初手に出せば何かしら仕事をすることができたため、使い勝手が非常によかった。

 

 

マスカーニャ@気合の襷

テラスタイプ:悪

性格:意地っ張り

特性:新緑

実数値:151-178(252+)-90-×-91(4)-175(252)

技構成:叩き落とす/不意打ち/どくびし/挑発

 

起点作成要因②

今期はヘイラッシャ入りの構築に対してコノヨザルを出したいことが何度もありどうにかして出せるようにしたかったのと、前期に隠密マント持ちのラウドボーンにクエスパトラが何度も負けていたため、何かしらの対策をしようと考えていた。マスカーニャにどくびしを採用すれば、上記2点を満たすことができるうえに相手のクエスパトラ展開にも強くなるため、どくびしを採用したマスカーニャを使うことにした。

持ち物は行動回数を増やすことのできる気合の襷とした。

テラスタイプは悪技の火力を上げるために悪としたが、テラスタルを使う場面はほとんどなかった。

特性は初手にどくびしを打った後に悪技の威力が低下することを嫌い新緑とした。

努力値は最速にする理由がなく、耐久に振る理由もなかっため準速ASブッパとした。

技構成はクエスパトラとサーフゴーへの安定打点となる叩き落とす、マスカーニャよりSの早いポケモン、加速したクエスパトラへの打点として不意打ち、ギミックパ対策となりえる挑発、耐久ポケモンに対する削りの手段としてどくびしを採用。

どくびしを採用したことにより、隠密マント持ちのラウドボーンに対する勝率が上がったため採用は間違っていなかったと思う。

 

 

ジバコイル@光の粘土

テラスタイプ:水

性格:控えめ

特性:頑丈

実数値:177(252)-×-135-200(252+)-111(4)-80

技構成:ボルトチェンジ/ラスターカノン/リフレクター/光の壁

 

起点作成要因③

ここの枠は元々HBヒトムにしていたが、最終日4日前に滅びの歌を採用したハバタクカミに負け続け順位を落としてしまった。ヒトムには色々と役割があったがそれらを全て度外視し、相手のハバタクカミの選出率低下に貢献でき、何かしらの起点作成ができるポケモンを探した結果、リフレクターと光の壁を採用したジバコイルにたどり着いた。

持ち物は壁ターンを延長させる光の粘土を持たせた。

テラスタイプはイルカマンを意識して水としたが、テラスタルを使う場面はほとんどなかった。

特性はありとあらゆるポケモンに突っ張れるようにするため頑丈とした。

努力値は細かい調整を考えている時間がなかったためHCブッパとした。

技構成は壁を貼った後にクエスパトラを無傷で場に出すためのボルトチェンジ、ハバタクカミへの打点としてラスターカノン、物理技のダメージを軽減するリフレクター、特殊技のダメージを軽減する光の壁とした。

ヒトムからジバコイルへ変更したことにより、ハバタクカミの選出率が9割から6割まで下がった。最終日3日前からは滅びの歌による負けが減ったことも今回の結果に繋がったと考えている。

 

【選出パターン】

・選出パターン①

⇒ハバタクカミ+クエスパトラ+コノヨザルorサーフゴー

今期の選出の大半がこれ。

ハバタクカミで起点を作成し、クエスパトラで積んでコノヨザルかサーフゴーにバトンをする。単純な戦術だが非常に強かった。

 

・選出パターン②

⇒マスカーニャ+クエスパトラ+コノヨザルorサーフゴー

ヘイラッシャがいる構築にコノヨザルを出す場合や、ラウドボーンかクエスパトラがいる構築と対戦する際はこの選出が多かった。マスカーニャでどくびしを打ち、クエスパトラで毒ダメを稼ぎつつSを上げ、コノヨザルかサーフゴーにバトンをする。

 

・選出パターン③

ジバコイル+クエスパトラ+コノヨザル

イルカマンがいる構築と対戦する際はこの選出をしていた。ジバコイルで壁を貼ってクエスパトラでSを上げてからコノヨザルにバトンをする。壁が残っているうちにバトンをして、ビルドを積みイルカマンと戦えるようにする。

 

【きついポケモン

・ハバタクカミ

滅びの歌が採用されていないなら何とかなるが、滅びの歌を採用されていると勝つことが厳しくなる。ジバコイルを採用したおかげで多少は緩和されたが、選出されると勝ち目は薄い。

 

・イルカマン

水テラスタルジェットパンチ連打で構築が崩壊する。選出パターン③でもイルカマン入りの勝率は5割もなかったと思う。シーズン中盤でイルカマンが流行ったため、メタがきつくなって使用者が減ると読んでいたがそんなことはなかった。

 

・トドロクツキ

飛行テラスアクロバットや悪技を採用していることを考えると、コノヨザルまたはサーフゴーに安定してバトンをすることができないため対処がきつかった。どくびしを踏ませてクエスパトラの身代わり連打で毒ダメを稼いでどうにかすることが多かった。

 

【レンタルチーム】

 

【最後に】

エスパトラのバトン軸はやることがばれていても、立ち回りの練度を上げればまだまだ戦えることがわかりました。3月からはポケモンに割ける時間が減り対戦回数も少なくなりますが、少ない対戦回数でも結果を残すことができるよう努力を続けていきます。

 

スペシャルサンクス~

アキくん

マスカーニャなどの色違い個体を1ボックスも提供していただき本当にありがとうございます。

twitter.com

高校時代の友人

色違いハバタクカミを提供していただき本当にありがとうございます。

 


ここまで読んでいただきありがとうございました。もし質問等があれば@tottuan11までお願いします。

【TNコイヌール最終成績】